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リースバック

リースバックとは?仕組みやメリット・デメリットをわかりやすく解説

リースバックとは?仕組みやメリット・デメリットをわかりやすく解説

リースバックとは、不動産売却後も自宅に住み続けることができるサービスのことです。

老後資金や住宅ローンの返済、医療費などといった資金が必要な方を中心に、ここ数年で利用者が増えてきています。

しかし、「リースバックという言葉を聞くけど、そもそもどんな仕組みなのか、どんな人に向いているのかよく分からない」という方も多いのではないのでしょうか。

  • 自身が抱える不動産の悩みに、リースバックが有効なのか気になる
  • リースバックの利用を検討しているが、どんなデメリットがあるのか心配

という方に向けて今回の記事では、リースバックの仕組みやメリット・デメリット、リースバックの買取価格・家賃事例などについて詳しくご説明します。

スター・マイカは、累計契約件数が400以上あるリースバックサービスを提供していますので、リースバックの売却金額や毎月の家賃を知りたい方は、ぜひ下記フォームへ無料査定をご依頼ください。

お電話での無料相談も受け付けております
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不動産のお悩み、スター・マイカにお聞かせください。私たちがお手伝いします!
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目次

リースバックとは? 仕組みや通常の売却との違い

リースバックは別名「セール&リースバック」とも呼ばれ、不動産を売却して借り直す手法を意味しています。
リースバックとは

自宅など所有権のある不動産を第三者(主に不動産会社や投資家)に売却して、売却先と賃貸借契約を締結することで同じ物件に住み続けることができる仕組みです。

つまり、リースバックは不動産の売却と賃貸を組み合わせた仕組みなのです。

不動産を「売却」することで、まとまった資金を得ることができます。

そして、「賃貸」することで自宅に住み続けることができます。

では、リースバックがどのような背景で利用されているのか見ていきましょう。

老人ホームへ入所を希望する高齢者が増えている

高齢者の増加により、老人ホームへの入所希望者が増えています。

人気のある老人ホームは、空き待ちの状態であり、空いたらすぐに入所一金を支払って契約することが必要です。

リースバックを利用すれば、入所一時金のためのまとまった現金を事前に用意しておくことができます。

空きが出てから自宅を売却したのでは間に合わないことから、事前にリースバックを利用し、まとまった現金を確保しておくことは合理的です。

また、リースバックは資金使途が自由であるため、新居である老人ホームに移転する前に急に医療費が必要になった等の事態にも備えることができます。

リースバックの利用がおすすめな人

高齢者のほかファミリー層であっても、以下のような場合でリースバックの利用がおすすめです。

  • 自宅を手放したくない人
  • 子どもの学区を移したくない人
  • 住み慣れた自宅から引っ越しをしたくない人
  • 住宅ローンを早めに完済し、お金を気にせずに老後を送りたい人
  • 老後の生活費が年金だけでは足りない人
  • 子どもに財産をしっかりと残しておきたい人
  • 急な病気で医療費が増え、生活費が足りない人
  • 自宅を売却してお金はほしいが、近所の評判が気になる人
  • 金融機関からの借入債務・返済の負担を減らしたい人
  • これまで滞納していた税金を一括で支払いたい人
  • 独身なので、早めに資産を整理したい人
  • リバースモーゲージの利用条件が合わなかった人

リースバックは利用する人の様々なニーズを満たすことができるサービスといえます。

リースバックが利用されるケース

この章では、よくある5つのリースバックの活用事例を詳しくご紹介します。

住宅ローンの返済

住宅ローンの返済は負担だけれどすぐに転居することが難しく住み続けたい、そんな人にリースバックが適しています。

売却を検討していることを周囲に知られにくい点も大きなメリットです。

住宅ローンの返済が残っていてもリースバックは利用可能ですが、売却金額で残債を返済することができるか注意が必要です。

売却金額で完済できない場合は、任意売却という売却方法を検討します。

2020年にはコロナが世界中を襲い、「収入が激減した」「住宅ローンが払えない」という声をあちこちで聞くようになりました。

持ち家を手放すことを考えた時には、家族の住環境を変えずに済むリースバックを選択肢の一つとして考えてみると良いでしょう。

老後資金などの資金調達として

老後の生活資金や事業資金、自分や家族の医療費などの費用のために資金調達を必要とする人にもリースバックは選ばれています。

資金の使い道に制限がないので、いずれの資金にも充てることができます。

短期間でまとまった資金が得られるので、事業資金や医療費のようにすぐに資金が必要な方の利用もありますが、老後資金のように備えとして利用する方も多いです。

ご自身が元気なうちに売却して現金化しておきたい、不動産市況が良いうちに売りたいといった考えの方がリースバックで売却しています。

相続の準備として

今のところは自分が住んでいるものの、死後に住む人がいない場合は、相続の準備としてリースバックが活用されています。

相続人に処分の手間をかけたくない、相続のときに不動産の所有権よりも現金の方が分割しやすいといった理由で活用されています。

現金化しておくことで相続税の支払いの資金にもなります。

売却した後も住み慣れたご自宅に住み続けられるので安心です。

離婚したとき

離婚後に、所有者ではない方が家に住み続けたいケースがよくあります。

例えば、所有者である夫が出ていき、所有者ではない妻が家に住み続けたい時です。

居住する妻に所有者を変更すればいいのですが、住宅ローンがある場合引き継ぐことは困難です。

リースバックを活用し、下記の図のように自宅を売却と同時に妻を借主とした賃貸借契約を締結すれば、妻がそのまま住み続けることができます。

離婚時にリースバックを利用したケース
所有者と売却後に賃貸で居住する人は、必ずしも同じ人でなくても利用できます。

子供の学区を変えたくない方や収入が無く転居先がすぐに借りれない方がリースバックを活用しています。

借金返済に

借金を返済するのが難しい場合、リースバックを利用することで借金を完済した上で自宅に住み続けることができます。

金融業者への借金返済が一定期間(おおよそ3ヶ月-6ヶ月)滞ってしまうと、裁判所が強制的に財産を差し押さえます。差し押さえの対象となるのは「不動産」「動産」「債権」が該当し、自宅も差し押さえの対象となります。

自宅が差し押さえの対象になってしまうと、住み続けることができなくなりますが、リースバックを利用すれば、自宅を売却して得た資金を借金返済に充てることができます。

※住宅ローンを借りている場合、売却で得た資金で住宅ローンも完済することが必要です

リースバックとリバースモーゲージの違い

リースバックに似たサービスに「リバースモーゲージ」というものがあります。

自宅を利用した資金調達の方法としてリースバックとよく比較されますが、リバースモーゲージは自宅を担保としてお金を借りる方法です。

リバースモーゲージとの違いを知ることで、リースバックの仕組みをより理解しましょう。

リバースモーゲージ

リバースモーゲージは、高齢者向けの商品で、老後の生活資金などを貸してくれるローンです。
利用者(債務者)の死亡時に、担保の持ち家を売却することで借入金を返済、金融機関は貸付金を回収します。

ここでは簡単に、リースバックとの主な違いについて4つ確認していきましょう。

1. 資金の使い道の制限

リバースモーゲージは借入なので、資金の使い道は生活資金など銀行が認めるものに限られます。

リースバックは借入ではなく、売却代金として現金を受け取るので、リバースモーゲージと違い資金の使い道は自由です。

2. 対象となる不動産の種類や制限

リバースモーゲージは融資の一種であるため、収入条件があるケースや担保にできる不動産に制限を設けていることが多いです。

具体的には土地や一戸建てのみが担保の対象で、マンションは対象外とする金融機関も多いです。

3. 所有権の移転の有無

リバースモーゲージは住んでいる期間中も所有権が残りますが、リースバックは売却するときに所有権移転をし所有権が買主に移ることも大きな違いです。

4. 不動産価格や金利の変動リスク

リバースモーゲージの場合、不動産を担保としてお金を借りているので、不動産価値の大きな下落による担保評価額の見直しや、金利が上昇した場合には借入額が担保評価額を超えてしまったりするリスクもあります。

このような場合は融資が打ち切られるケースもありますので契約内容をよく確認する必要があります。

ここまでリースバックとリバースモーゲージの違いについて見てきましたが、まとめとしてそれぞれの違いを表で紹介します。

リースバックとリバースモーゲージの違い
内容リースバックリバースモーゲージ
物件の所有権売却先の不動産会社本人
固定資産税の

納税義務

なしあり
資金用途自由投資や事業資金はNG
年齢条件なし条件によるが65歳以上が多い
対象物件制限なし

※業者次第で工場、事務所等も対応可

一戸建て

※マンションを対象としたサービスも一部あり

同居可能配偶者のみ
契約終了後買い戻し可能売却

リースバックとリバースモーゲージの細かい違いについては、以下の記事で詳しく解説しています。

リースバックを利用する5つのメリット

通常の売却方法に比べて、リースバックにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

ここでは、リースバックを利用する5つのメリットをご紹介します。

1. 売却後も自宅に住み続けられる

これは、リースバックの一番の特徴です。

リースバックを利用すれば、家を売却した後も引越す必要がありません。

売却した後もライフスタイルの変化を最小限に抑えられます。

物件の利用形態が所有から賃貸に変わるだけで、転勤や転校の心配もありません。

また、賃貸契約期間の途中で解約することも可能です。

2. 短期間で自宅を現金化できる

売却時に短期間かつ一括でまとまった現金を受け取れます。

また、資金の使い道に制限はなく、住宅ローンの返済や老後資金、事業資金などに充てることができます。

自宅を売却する場合、一般的には仲介会社を介して買主を探すことになります。

この方法では、実際にお金を手にするまで時間がかかるケースが多いです。

仲介会社に売却活動を依頼しても、すぐに買い手が見つかるとは限らないためです。

売却が完了するまで、3ヶ月~半年程度が一般的と言われています。

しかし、不動産会社が直接買主となるリースバックであれば、短期間で現金を受け取ることが可能です。

リースバックの取引

3. 物件の売却を考えていることを周囲に知られずに済む

仲介による売却では、多くの場合、売却情報をホームページやチラシで広く公開することで買い手を見つけます。

リースバックで不動産会社と直接取引をする場合、売却情報が周囲に公開されることはありません。

そのため、近所の人に物件を売却しようとしていることを知られずに済みます。

4. ランニングコストを軽減できる

ランニングコストとは、自宅を所有することで定期的に発生する費用を指しています。

リースバックでは、家賃の支払いが加わる代わりに、住宅ローンの返済の他にもマンションの管理費・修繕積立金や固定資産税・都市計画税などのランニングコストの支払いがなくなります。

5. 将来的に再購入(買い戻し)も検討可能

リースバックで売却した物件を条件次第では、将来的に再度購入することも可能です。

例えば、不動産売買の契約の際に買い戻し特約を付けることで、いくつかの要件はありますが、一度売った不動産を買い戻すことができます。

買い戻し特約
買い戻し特約とは、不動産の売買契約から一定期間が経過した後、売主が売買代金と契約の費用を返して、その不動産を取り戻すことができるという特約のこと

ここまでリースバックを利用するメリットについて見てきましたが、次にリースバックを利用するデメリットについてお伝えします。

リースバックを利用する5つのデメリット

リースバックの検討に際しては、そのデメリットも踏まえて考える必要があります。

ここでは、売却価格・賃貸借期間・家賃・住宅ローン等についてご説明します。

1. 売却価格は相場よりも安くなる傾向にある

リースバックを利用した際の売却価格は、仲介を利用した通常の売買契約の場合よりも安くなる傾向にあります。

住宅ローンの返済を目的としている場合、売却価格が住宅ローンの残債額を下回り完済できなければ、通常、債権者(銀行等の金融機関)が抵当権の抹消を認めません。

抵当権の抹消ができない場合

売却価格単独で考えるのではなく、抵当権の抹消ができるか否かも確認が必要です。

住宅ローンの完済が困難な場合は、金融機関と抵当権の抹消の条件を個別に交渉し売却を行う、任意売却という取引方法もあります。

しかし、任意売却で売却が可能になったとしても返済が免除されるという訳ではありません。その点には、注意が必要です。

任意売却
住宅ローンの返済が困難になり、また売却をしても売却で完済できない際に利用される取引方法です。
融資を受けた時の担保として、金融機関が設定している抵当権を外すための条件を交渉し、合意を得たうえで売却する方法です。
金融機関とは、売却時に返済する金額や今後の返済計画を取り決めます。

任意売却は金融機関の承諾が必要です。

金融機関との交渉は任意売却に対応している不動産会社が行ってくれます。

任意売却の概略図

任意売却については、以下の記事で詳しく解説しています。

2. 賃貸借期間は無期限ではない

リースバックで売却した後も長く住み続けたいものですが、残念ながらそうはいかない可能性が高いです。

リースバックでは、2年以内の契約期間で、しかも更新を前提としない「定期賃貸借契約」という賃貸借契約が多いです。

定期賃貸借契約
一般的な「普通賃貸借契約」では、貸主は正当事由が無い限り更新を拒めません。一方、「定期賃貸借契約」では、契約で定めた期間の満了により契約が終了し、更新がありません。
双方合意の上であれば、再契約することで賃貸借契約を継続することも可能ですが、貸主が再契約を拒むことができます。

これは、将来的に物件を第三者へ売却することを目的としてリースバックで物件を買取している不動産会社がいるためです。

買取した物件を売却して、収益をあげるまでの期間が長期にわたってしまうことを懸念して、賃貸借期間に制限を設けています。

普通賃貸借契約と定期賃貸借契約

3. 家賃が相場よりも高い場合がある

リースバックの場合の家賃の決め方は、一般的な賃貸住宅とは大きく異なっています。

リース期間中の年間の家賃は、売却価格の7~13%程度で設定されるケースが多いです。

当然、売却価格が高くなるほど家賃も高くなります。

そのため、周辺地域の相場よりも高い水準の家賃を支払い続ける可能性があります。

4. 買取価格がローン残債を下回る場合は利用できない

リースバックの買取価格が、住宅ローンの残債を下回る場合、住宅ローンを完済できず、住宅ローン融資先の金融機関から抵当権を外す許可をもらえません。

抵当権
抵当権とは、住宅ローンなどを借りるときに、購入する住宅の土地と建物に金融機関が設定する権利のこと

住宅ローンを完済できない状態だと、抵当権を外すことができないため、売却することができなくリースバックの利用もできません

しかしながら、リースバックの買取価格が住宅ローンの残債を下回っていても、不足金額を他の方法で補填できればリースバックの利用は可能です。

5. 物件の所有権が買取業者に移転する

リースバックを使って不動産売却を行うと、物件の所有権は買取業者に移転します。

メリットで紹介したようなマンションの管理費・修繕積立金や固定資産税・都市計画税などの支払いはなくなりますが、賃借人として住み続ける形になりますので、リフォームやリノベ等を所有者の許可なしにできなくなります。

リースバックを利用する流れ

リースバックを利用する流れについて詳しくご説明します。

以下の手順を踏まえて、実際に不動産会社に問い合わせるとよいでしょう。

1. 売却のご相談/問い合わせ

まず最初にリースバックサービスを提供している不動産会社に問い合わせしましょう。

主に査定依頼フォームや電話経由で申し込むことが多いです。

もちろんリースバックしたい物件の無料査定のみを依頼や、不安なことや疑問点を気軽に相談することも可能です。

2. 机上査定価格の提示

問い合わせ後、電話またはメールにて「机上査定価格」(簡易査定価格)が提示されます。

机上査定とは、登記簿謄本や地図等の書類だけで行う査定のことです。

不動産会社から提示された机上査定価格に納得した場合、次に現地調査を依頼します。

3. 現地調査

現地調査では、不動産会社の担当者が自宅の室内状況および周辺環境を確認をします。

4. 買取金額のご提示

現地調査後、希望する賃料、期間等の条件、調査結果や市場価格を元に、不動産会社の担当者から「買取金額」と「賃料」が提示されます。

5. 不動産売買契約のご締結

買取金額や賃料に納得した場合、不動産売買契約を締結します。

重要事項説明書の内容に同意してから、売買契約書にサインします。

重要事項説明書とは、宅地建物の取引において、宅地建物取引業者(不動産会社)が取引当事者(売主)に対して契約上重要な事項を説明することです。

売買契約書では、以下の点が重要な確認ポイントとなります。

リースバックの売買契約書のポイント

  • 売買価格
  • 決済(引渡し)の日程
  • 買い戻しに関する取り決め

まとまった現金が入ってくる日は、決済(引渡し)日です。

すぐに現金が必要な人は、決済日を十分に確認する必要があります。

また、将来買い戻しを考えている人は、買い戻しに関する取り決めも確認しておきましょう。

特に、買い戻し金額がどのように決まるかを確認しておくことが適切といえます。

6. 残金決済/お引渡し及び賃貸借契約のご締結

不動産会社が残代金の支払いを行います。残代金は、売買代金より受領済みの手付金を引いた金額となります。

売主側が入金を確認の上、物件の引渡し(登記手続き)を行い、並行して税金や公共料金、管理費等の精算および所有権移転や抵当権抹消の登記手続きを行います。

引渡しと同時に賃貸借契約を締結するため、賃貸借契約に必要な敷金(ないことも多い)や賃貸保証会社加入料の支払いも合わせて行うこともあります。

賃貸借契約書では、以下のような点が確認ポイントです。

リースバックの賃貸借契約書のポイント

  • 定期建物賃貸借契約か普通賃貸借契約か否か
  • 期間・賃料・敷金等の金額
  • 賃料等の支払い方法および期限
  • 途中解約の方法
  • 退去時の原状回復について

定期建物賃貸借契約(定期借家)か普通賃貸借契約(普通借家)か否かは、重要なポイントです。

定期借家の場合は、契約満了時に退去を命ぜられる可能性があります。

定期借家のリースバックを契約する際は、リースバック会社が基本的に再契約するスタンスであるかどうかを確認することが適切です。

敷金に関してはないケースが多いですが、設定されていると支払わなければならないことから、念のため敷金の有無を確認しておきます。

途中解約の方法は、通常は「何ヶ月前」かに事前予告すれば違約金なしで解約できるため、事前予告の期間を確認することがポイントとなります。

リースバックの場合、退去時の原状回復は免責されていることも多いです。

しかしながら、原状回復義務が課されている場合は、原状回復しなければなりません。

原状回復が必要な場合は、「原状」がどのような状態であったかが問題となります。

もし原状回復義務が必要な場合、賃貸借契約の前の状態を細かく写真に残し、原状を明確にしておくことが適切です。

7. 賃料の支払いスタート

リースバック完了後は、毎月賃料の支払いがスタートします。

引渡し後は、管理費・修繕積立金、固定資産税・都市計画税や住宅ローンの支払いは発生しません。

リースバックの手続きの詳細は【リースバックの流れ】にて詳しく解説しています。

リースバックを利用する時の契約のポイント

リースバックでは、契約の条件として「売却価格」「家賃」「賃貸期間」を取り決める必要があります。

前章では、デメリットとしてそれぞれの内容をお伝えしました。

「売却価格」が高くなれば「家賃」も高くなるといった具合に、これら3つの条件はお互いに影響しています。

「売却価格」の他にも、賃貸の契約内容である「家賃」「賃貸期間」の条件のバランスを検討することが、リースバックを上手く活用できます。

リースバックが「売却」と「賃貸」を組み合わせた仕組みであるがゆえに、買取をする側の目的も大きく2つに分かれます。

そのため、ご自身の状況にあった条件に合った不動産会社を選ぶことがポイントです。

1.将来的に物件を第三者へ売却することが目的の会社

売却が目的の会社を選ぶメリット・デメリット

売却益を目的としているため、賃貸期間に制限があるケースが多いです。

買い替えの場合など、引越しの目途が立っている方にはおすすめです。

2.投資目的、賃貸借期間の家賃による収益が目的の会社

家賃収入が目的の会社を選ぶメリット・デメリット

家賃収入を目的としているため、賃貸期間に制限はないケースが多いです。

しかし、利回りを重視しているため家賃は高くなる傾向にあります。

事業資金のために資金が必要なものの引越しはできない方など、長期間は住み続けたいが急ぎで資金が必要な方と相性がいいでしょう。

リースバック業者の見分け方

リースバック業者は、売却額の高さや家賃の安さも重要ですが、賃貸借契約期間中に売却されないためにも、信頼性の高い大手の事業者を選ぶことが望ましいです。

リースバック物件は、オーナーチェンジ物件として借主(元所有者)の同意を得なくても勝手に売却することが可能です。

信頼性の高い大手の不動産会社の判断ポイントは、営業歴の長さや国土交通大臣免許か否か等が挙げられます。

国土交通大臣免許とは、2つ以上の都道府県にまたがって宅地建物取引業を行っている不動産会社のことであり、国土交通大臣免許の不動産会社は大手であることが多いです。

大手の不動産会社は、銀行からの信用も高く、低い利息で融資を受けることができるため、高く買ってくれる可能性があります。

また、大手は財務内容も良いことから、途中で売却しないだけでなく、賃料の値上げ要求をしてくるようなリスクも低いです。

リースバックで不安な点もスター・マイカなら解消

スター・マイカは、マンションを専門にリースバックを提供しています。

スター・マイカのリースバックのポイント

  1. 中古マンション保有戸数業界No.1だから、他社にはない柔軟な賃料と賃貸借期間で契約が可能です。中古マンション事業を営む上場企業各社の最新決算情報(2024年11月期末時点)に基づく当社調べによります。
  2. マンション専門に10年以上にわたる豊富な実績があります。
  3. 警備会社と連携した高齢者向け見守りサービスも提案しています。

スター・マイカは、創業以来、賃貸中のマンションを中心に買取を行っています。

たくさんの賃貸マンションを保有し安定した収益を得ているので、リースバックにおいても適正な賃料設定やライフプランに合わせた賃貸借契約が可能です。

マンションでリースバックをするなら、マンション専門のスター・マイカへお任せください。

手続きの流れや契約内容についても丁寧にご説明いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

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スター・マイカにマンションをご売却されたお客様の声

スター・マイカにリースバックでマンションをご売却されたお客様からの声をご紹介します。

スター・マイカにマンションを売却した理由を教えてください。
スター・マイカ
スター・マイカ

60代 男性
60代 男性
決め手はこちらの希望する賃貸期間でリースバック契約できた点です。
戸建へ住み替えるため、先行売却が必須でしたが、仮住まいに移る手間も無く、初期費用や賃料を抑えられるという点や戸建完成までのスケジュールに柔軟に合わせられるという点でスター・マイカを選びました。

40代 女性
40代 女性
一番の理由は、スピード感と対応の良さです。
個人事業を営んでいますが、短期間でまとまったお金を用意する必要があったため、いくつかの不動産会社へ査定依頼を出しました。その中でもこちらの会社が簡易査定の段階で一番レスポンスが早く、また、先行して保証会社への審査をかけてくれていたので正式回答時にすぐ契約できる状況を作ってくれたりと、とても対応が丁寧なところも印象が良く、契約までスムーズに話を進めることができました。

40代 男性
40代 男性
長く住んでいた部屋だったので思い入れがあったのですが、クリーニングや表層リフォームだけでなく、フルリフォームして再販売するというビジネスモデルに感銘を受けました

ありがとうございます。
今後もスター・マイカではお客様の声を真摯に受け止め、サービス品質の向上やお客様が求める様々なニーズにお応えできるよう、努めてまいります。
マンション売却でお困りでしたら、ぜひスター・マイカにご相談ください!
スター・マイカ
スター・マイカ

リースバックの買取価格と家賃(賃料)の事例

ここまでスター・マイカのリースバックサービスについて見てきましたが、ここではスター・マイカのリースバックサービスで過去に買取した全国の主要エリアの買取価格と家賃(賃料)の事例についてお伝えします。

東京都

2LDKマンション
項目詳細
住所東京都世田谷区玉川田園調布
最寄り駅田園調布駅
最寄り駅からの距離9分
築年数築36年(昭和61年)
向き
間取り2LDK
専有面積71.48
買取価格41,500,000
毎月の家賃(賃料)175,000
3LDKマンション
項目詳細
住所東京都八王子市別所
最寄り駅南大沢
最寄り駅からの距離7分
築年数築18年(平成16年)
向き南西
間取り3LDK
専有面積99.05
買取価格33,700,000
毎月の家賃(賃料)155,000

埼玉県

3LDKマンション
項目詳細
住所埼玉県三郷市三郷
最寄り駅三郷
最寄り駅からの距離4分
築年数築23年(平成11年)
向き南東
間取り3LDK
専有面積70㎡
買取価格18,000,000
毎月の家賃(賃料)125,000
3LDKマンション
項目詳細
住所埼玉県和光市白子
最寄り駅地下鉄成増
最寄り駅からの距離14分
築年数築27年(平成7年)
向き
間取り3LDK
専有面積66.77
買取価格19,000,000
毎月の家賃(賃料)105,000

神奈川県

3LDKマンション
項目詳細
住所神奈川県川崎市中原区中丸子
最寄り駅武蔵小杉
最寄り駅からの距離4分
築年数築17年(平成17年)
向き南西
間取り3LDK
専有面積72.62
買取価格51,000,000
毎月の家賃(賃料)169,600
2LDKマンション
項目詳細
住所神奈川県横浜市西区中央
最寄り駅戸部
最寄り駅からの距離6分
築年数築16年(平成18年)
向き南東
間取り2LDK
専有面積58.8
買取価格31,500,000
毎月の家賃(賃料)130,000

千葉県

4LDKマンション
項目詳細
住所千葉県船橋市浜町
最寄り駅南船橋
最寄り駅からの距離5分
築年数築15年(平成19年)
向き
間取り4LDK
専有面積96.26
買取価格36,000,000
毎月の家賃(賃料)165,000

愛知県

3LDKマンション
項目詳細
住所愛知県刈谷市東刈谷町
最寄り駅東刈谷
最寄り駅からの距離2分
築年数築25年(平成9年)
向き南東
間取り3LDK
専有面積65.75
買取価格12,000,000
毎月の家賃(賃料)98,000
3LDKマンション
項目詳細
住所愛知県一宮市今伊勢町本神戸上町
最寄り駅今伊勢
最寄り駅からの距離10分
築年数築16年(平成18年)
向き南東
間取り3LDK
専有面積103.55
買取価格17,100,000
毎月の家賃(賃料)105,000

大阪府

3LDKマンション
項目詳細
住所大阪府大阪市淀川区木川西
最寄り駅十三
最寄り駅からの距離10分
築年数築10年(平成24年)
向き
間取り3LDK
専有面積70
買取価格28,500,000
毎月の家賃(賃料)100,000
3LDKマンション
項目詳細
住所大阪府豊中市緑丘
最寄り駅千里中央
最寄り駅からの距離14分
築年数築14年(平成20年)
向き
間取り3LDK
専有面積71.94
買取価格26,700,000
毎月の家賃(賃料)130,000

兵庫県

4DKマンション
項目詳細
住所兵庫県芦屋市大東町
最寄り駅打出
最寄り駅からの距離8分
築年数築51年(昭和46年)
向き南西
間取り4DK
専有面積68.77
買取価格6,000,000
毎月の家賃(賃料)65,000

福岡県

4LDKマンション
項目詳細
住所福岡県福岡市南区大楠
最寄り駅高宮
最寄り駅からの距離7分
築年数築26年(平成8年)
向き南西
間取り4LDK
専有面積75.02
買取価格23,300,000
毎月の家賃(賃料)110,000
3LDKマンション
項目詳細
住所福岡県福岡市城南区長尾
最寄り駅七隈
最寄り駅からの距離27分
築年数築21年(平成13年)
向き
間取り3LDK
専有面積75.17
買取価格15,650,000
毎月の家賃(賃料)86,000

最後にリースバックでよくある質問について回答します。

リースバックでよくある質問

この章では、リースバックでよくあるに質問についてまとめました。

Q1. 住宅ローンが残っていてもリースバックできますか?

住宅ローンが残っている場合でも、買取価格が住宅ローンの残債より高ければリースバックの利用はできます。

しかしながら、リースバックの買取価格が住宅ローンの残債を下回る場合は、住宅ローンを完済できないため、リースバックの利用ができません。

そのため、リースバックを利用するために、最初に無料の査定依頼をし、買取価格がいくらだったら住宅ローンを完済できるのか確認しましょう。

Q2. リースバック後、今の自宅に住み続けられる期間はどれくらいですか?

リースバック後、今の家に住み続けることができる期間は「賃貸借契約の期間」によって変わります。

リースバックでは、1~2年の契約期間を設けることが多いです。

賃貸借期間延長の相談はできます。

Q3. リースバックした物件は買い戻しできますか?

売却先のリースバック会社や、契約内容によっては将来的に買い戻しすることも可能です。

Q4. リースバックの相談や査定にはお金がかかりますか?

リースバックの相談や査定は無料なので、お金はかかりません。

Q5. リースバックの買取価格はどのように決まりますか?

基本的に、周辺の相場、再販時のリフォーム費用、売却想定価格をもとに決まります。

家賃収入が目的の会社であれば、利回りを重視して金額を決めるケースもあります。

他にも、賃貸借契約の内容やお客様のご希望など様々な条件を勘案して最終的な買取価格が決まります。

買取価格と家賃については、以下の記事で詳しく解説しています。

Q6. リースバックで起こりうるトラブルはありますか?

リースバックでよくあるトラブルは以下のものがあります。

リースバックのトラブル例

  1. 家賃を上げられた/家賃が払えない
  2. 勝手に売却された
  3. 家の買い戻しの金額が高い
  4. 修繕費の負担で揉めた
  5. 相続人と揉めた
  6. 定期借家契約で契約して、再契約を断られた
  7. 買取額が適正額を大きく下回った
  8. リースバック契約ができなかった
  9. 自宅の買い戻しに応じてもらえなかった
  10. 物件を売却した不動産会社が倒産してしまった
  11. 高額な諸費用を請求された

トラブル例の詳細は以下の記事にて詳しく解説しています。

Q7. リースバック以外に不動産を活用した資金調達方法はありますか?

リースバック以外に不動産を活用した資金調方法は、主に以下のものがあります。

  • 不動産担保ローン
  • 任意売却
  • リバースモーゲージ

Q8. リースバックを提供する会社にはどんな不動産会社がありますか?

リースバックを提供する大手不動産会社には、主に以下の会社があります。

大手リースバック会社一覧

  • スター・マイカ
  • セゾンファンデックス
  • 一建設
  • ムゲンエステート
  • SBIスマイル
  • ミライエ
  • インテリックス
  • センチュリー21
  • ハウスドゥ
  • ウスイホーム
  • 大和ハウス
  • 昭和リース
  • セキスイハイム不動産
  • 大成有楽不動産販売
  • 大京穴吹不動産
  • 明和地所
  • ケイアイスター不動産

大手リースバック会社のサービス詳細については、以下の記事で詳しく解説しています。

Q9. リースバックの審査をまとめて複数社に依頼する方法はありますか?

複数のリースバック会社にまとめて一括査定を依頼できるサービスに「家まもルーノ」があります。

リースバックの一括査定については、以下の記事で詳しく解説しています。

Q10. リースバックは銀行での取り扱いはありますか?

銀行は、銀行法によって不動産業などの他業を行うことが禁止されていることから、銀行が直接リースバックを提供することはできません。

ただ、宅地建物取引業法の免許を有している不動産会社と提携することでリースバックを提供している一部の銀行もあります。

Q11. リースバックの利用後に生活保護を受けることはできますか?

リースバックを利用すれば必ず生活保護を受けられるというものではありません。

自宅を保有している人でも、リースバックを利用しなくても生活保護を受けられる場合もありますし、リースバックを利用することで生活保護を受けられる場合もあります。

Q12. 地方在住ですが、リースバックを利用できますか?

リースバックサービスを提供している不動産会社は全国にあるため、各地域でリースバックに対応している不動産会社にお問い合わせしてみてください。

Q13. リースバックの家賃が払えなくなったら、どうなりますか?

リースバックの家賃が払えなくなった場合、すぐに退去させられるわけではありません。

理由としては、家賃の不払いが1~2ケ月程度では、貸主に賃貸借契約の解除事由が生じないからです。

過去の多くの判例が3ケ月を目安に貸主の契約解除事由を認めているため、実務上は3ケ月の家賃不払いが続いたら、貸主が借主に「退去しろ」ということができると考えられています。

Q14. リースバックの利用時に消費税はかかりますか?

個人が売主となり、マイホームを売却する場合、例外的に建物に消費税は課税されません。

Q15. 法人でもリースバックを利用できますか?

リースバックは、法人でも利用できます。

リースバックは会社の業績とは無関係に利用できる資金調達手段であることから、銀行から融資を受けられない法人に特におすすめといえます。

リースバックで自宅の資金化を検討しよう

自宅を早期に現金化できる一方で、リースバックだと売却価格が低くなる傾向にあったり、賃料や賃貸借期間などで不安を抱えたりと気になる点もたくさんあります。

一方で、抱える事情次第ではいち早く対応をすすめるべきです。

リースバックが最適な選択肢かどうかを慎重に検討するために、まずは不動産会社に相談し、売却価格や家賃、賃貸借期間などの条件を確認しましょう

URILABOの運営者

スター・マイカ株式会社

“作る”から“活かす”社会の実現をめざし、リノベーション中古マンションを販売する会社です。オーナーチェンジ物件の買い取りを得意とし、常時3,000戸以上保有しています。不動産のプロとして「納得のいく不動産売却」のための情報を発信しています。

スター・マイカ株式会社 宅地建物取引業者免許 国土交通大臣(03)第8237号
当社は、東証プライム上場のスター・マイカ・ホールディングス株式会社のグループ企業です

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