足立区で中古マンションの売却や買取をする前に確認すべき売買相場や価格推移

北千住を中心に発展している足立区は、近年は若い世代に注目される街になってきています。

人口も東京23区内の中で5番目となっており、マンションの売買取引も多いエリアです。

そんな足立区でマンションを売却すると、一体いくらくらいで売れるのでしょうか。

そこで今回の記事では「足立区のマンション売却」を中心に足立区の特徴、マンション売買相場、マンション買取事例などについて詳しくお伝えします。

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東京都足立区について

最初に足立区についてお伝えします。

人口

2022年1月1日時点における足立区の人口は689,106人です。そのうち、日本人は655,968人、外国人は33,138人となります。

足立区は、江戸川区に次ぐ人口規模であり、東京23区内では5番目に人口の多い区です。

東京23区の人口は、多い順から世田谷区、練馬区、大田区、江戸川区、足立区、杉並区となります。

また、足立区の人口は2020年1月1日時点が691,298人、2021年1月1日時点が691,002人となり、減少が続いています。

2021年から2022年にかけて、東京都は全体として人口が減りましたが、足立区では2020年から人口減少が始まっている状況です。

足立区は23区の中でも周辺区に位置するため、東京一極集中の恩恵を受けにくくなっています。

東京都の人口減少は、2021年は新型コロナウイルスが引き金となって生じました。

リモートワークが普及したことから広い間取りを求めて郊外に移住する人が増えたことや、外国人居住者の減少、高齢者の死亡などが主な理由です。

しかしながら、新型コロナウイルスがなかったとしても東京都では以前より2025年頃から自然減によって人口減少が進むことが予想されていました。

足立区の人口減少は、新型コロナウイルスの影響を大きく受ける前の2020年から始まっており、近い将来には人口減少が本格化する懸念があります。

足立区の人口推移

足立区の人口推移は以下の通りです。

足立区の町名一覧

足立区の町名一覧は以下の通りです。

行政・区の取り組み

足立区の待機児童数は2021年4月1日時点において0人となっています。

足立区の子育て助成制度としては、「こども医療費助成制度」や「児童手当」などがあります。

23区内の他の区と比較すると、若干制度が手薄な印象です。

また、足立区は木造戸建て住宅が密集する区でもあります。

そのため、防火の観点から木造住宅を耐火構造の建物に建て替えるための補助金制度を設けています。

また、建て替えだけでなく、木造住宅の耐震改修工事等の補助金制度も整備しています。

足立区はマンションよりも戸建てが多く、行政側が戸建ての建て替えや耐震改修等の促進をバックアップしていることが特徴です。

交通事情（駅・道路）

足立区は東京23区の北東側にあり、埼玉県と広く隣接しているのが特徴です。

区内には荒川が流れており、区の大半が荒川よりも北側に属しています。

東京の北区と埼玉県の川口市との位置関係では荒川が県境となっていますが、足立区は荒川の北側も足立区となっています。

位置的には埼玉県に食い込んでいるような地域にあることが特徴です。

そのため、鉄道に関しては埼玉方面へのアクセスがしやすくなっています。

代表的なのが東武伊勢崎線であり、足立区の中央を南北に縦断しています。

また、東武伊勢崎線の西側には「舎人(とねり)ライナー」が並走しているのも特徴です。舎人ライナーを使えば日暮里方面へアクセスしやすくなっています。

足立区は荒川を挟んで南側にはJR常磐線の「北千住駅」があり、北千住駅は足立区最大のターミナル駅です。

JR常磐線の他、日比谷線や千代田線、東武伊勢崎線、つくばエクスプレスが乗り入れています。

乗り入れ路線は東京の北側や東側に通じており、茨城県民や埼玉県民、千葉県民といった人たちも多く利用する駅です。

また、高速道路に関しては、首都高速道路見里線、中央環状線、川口線が通っており、都心中央部や埼玉県、千葉県方面へのアクセスがしやすくなっています。

住みたい街ランキングの順位

不動産住宅情報サイト「スマイティ」によると、足立区の「注目の駅ランキング」は下表の通りです。

• 出典：スマイティ「足立区の注目の駅ランキング」

足立区の人気の住宅街は、なんといっても「北千住」です。

北千住は足立区最大のターミナル駅であり、複数の路線に乗り換え可能な駅となっています。

北千住駅周辺には活気のある長い商店街があり、買い物もしやすく、住環境は良好です。

近年、北千住は若者に人気のある街として注目されていますが、従来からファミリー層に支持される街となっています。

また、上表ではランキング4位となっていますが、西新井も足立区の中では人気のある住宅街です。

西新井には厄除けで有名な「西新井大師」もあり、歴史ある落ち着いた雰囲気の街並みも残っています。

次に足立区の中古マンション平均売買相場について見ていきましょう。

足立区の中古マンション平均売買相場

2020年度における足立区の中古マンション平均売買相場は、下表の通りです。

• 出典：公益財団法人東日本不動産流通機構「中古マンションの区市町村別成約状況2020年度」

また、参考までに東京23区の中古マンション平均価格のランキングを示します。

足立区の中古マンションの平均価格は「3,070万円」となっています。

東京23区の中では22位となっており、価格帯としては低い部類に属します。

足立区のマンション価格は、首都圏においても低めの水準です。

以下に、首都圏の各地域と足立区との価格の違いを示します。

首都圏のマンション平均価格は「3,869万円」であるのに対し、足立区は「3,070万円」です。

神奈川県の平均よりも低く、東京多摩地区と同水準の価格となっています。

足立区は都心部から少し離れていることから、土地価格が安く戸建て需要の高い地域です。

戸建ての住宅街が広範囲に広がっており、他の区と比べるとマンション需要は低いといえます。

次に足立区のマンション売買相場推移について見ていきましょう。

足立区の中古マンション売買相場の推移

足立区の中古マンション売買相場の推移を示すと下図の通りです。

出典：公益財団法人東日本不動産流通機構「レインズデータライブラリー」

足立区のマンションは、2014年あたりから上昇傾向が続いています。

上昇傾向にあるときは高く売りやすいため、足立区のマンションは売りどきです。

足立区のマンションは上昇傾向にあるものの、住宅ローンの金利上昇には注視したいところです。

住宅ローンの金利が上昇すれば、住宅の購入需要が落ち込むことから、足立区のマンションは、今後下落していく可能性があります。

2022年に入って以降、10年固定の住宅ローンを中心に金利が徐々に上昇している状況です。

今のところ、変動金利が低く抑えられているため実質的な影響は少ないですが、いつまでも低金利の環境が続くとは限りません。

現在、日銀は低金利政策を継続していますが、日銀の黒田総裁の任期は2023年4月までであるため、日銀総裁が代われば方針が変わる可能性が十分にあります。

足立区のように少し郊外のエリアは、金利上昇の影響を受ける可能性が高いです。

港区や千代田区といった中心部のエリアは、足立区のような郊外のマンション価格が下落した後に下がっていく傾向があります。

不動産の価格下落は、郊外や地方などの周辺部から始まるのが一般的です。

住宅ローンの金利が上がれば足立区のマンションはすぐに下落し始める可能性があるため、売却するのであればタイミングを見つつ、早めに対応することをおすすめします。

次に足立区の間取り別の中古マンション価格について見ていきましょう。

足立区の間取り別の中古マンション価格

足立区の間取り別の中古マンション価格は以下の通りです。

出典：国土交通省「土地総合情報システム」より2021年第1四半期～2021年第4四半期までの1年間の取引実績を抽出して編纂

マンションの単価は、一般的に面積が小さいほど単価が高くなります。

足立区のマンションも「1K・1LDK」といった面積の小さい間取りは単価が高いです。

足立区では、「1K・1LDK」は投資物件として投資家の間で比較的高く取引されているのが特徴となっています。

足立区の築年数別の中古マンション平均価格

足立区の築年数別の中古マンション平均価格は、以下の通りです。

出典：国土交通省「土地総合情報システム」より2021年第1四半期～2021年第4四半期までの1年間の取引実績を抽出して編纂

マンションの単価は、築年数が経過するほど低くなることが一般的となっています。

価格が下がる理由は、マンション価格のうち建物価格が築年数に伴い下落するからです。足立区のマンションも、築年数が古いほど単価が下がっています。

足立区のマンションでは、「築1～9年」の単価「91.53万円／㎡」に対し、「築50年～」の単価「16.58万円／㎡」となっており、約82％も下落しているのが特徴です。

このように大きく下落しているのは、足立区は土地価格が安いことが理由となります。

マンション価格は、土地価格と建物価格の合計で構成されますが、足立区は土地価格が安いことから、必然的に新築当初の価格のうち建物価格が占める割合が大きくなります

マンションの価格下落は建物価格の下落が原因となるため、元々建物価格の割合が大きい足立区のマンションが、築年数の経過に伴って価格が大きく下落してしまうのです。

次に足立区の土地売買推移について見ていきましょう。

足立区の土地売買の推移

足立区の土地売買の推移を示すと下図の通りです。

出典：公益財団法人東日本不動産流通機構「レインズデータライブラリー」

「100〜200㎡」の土地は、主に注文住宅を建てる人が購入する土地です。

足立区の土地価格は総じて上昇傾向にあります。

足立区は土地価格もマンション価格も総じて上昇傾向が続いており、いずれも売りどきであるといえます。

ここまで足立区の売買相場について見てみましたが、次に足立区の人気エリアについてお伝えします。

売買実績から見る足立区で人気のエリア

売買実績（国土交通省「不動産取引価格情報」）から見る足立区で人気のエリアは以下の通りです。

次に足立区で人気のファミリー向けマンションについて見ていきましょう。

足立区で人気のファミリー向けマンション

この章では住まいサーフィン「足立区の中古マンションお気に入りランキング」の情報を元に足立区で人気のファミリー向けマンションを紹介します。

クレアホームズ王子神谷TOKYO

ヴェレーナシティ西新井

メイツ東綾瀬

リビオレゾン綾瀬ステーションプレミア

シティハウス竹ノ塚

シティタワー千住大橋

シティハウス綾瀬

クリオ亀有ガーデンマークス

ブリシア綾瀬

クリオ竹ノ塚グレイステラス

ここまで足立区の人気のファミリー向けマンションについて見てきましたが、最後にスター・マイカのマンション買取サービスについてお伝えします。

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これまで足立区のマンション売却についてお伝えしてきましたが、最後にスター・マイカのマンション買取サービスについてお伝えします。

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最後にスター・マイカのマンション買取サービスについてご紹介します。

築年数や状態に応じたリノベーションで、中古マンションの魅力を最大限に引き出すため、新築以上の付加価値を生み出します。

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スター・マイカの足立区のマンション買取事例

スター・マイカのマンション買取サービスについて紹介しましたが、この章では足立区内の主要エリアの実際のマンション買取価格の事例についてお伝えします。

亀有

五反野

北千住

北綾瀬

梅島

竹ノ塚

綾瀬

西新井

まとめ

足立区のマンション売却について解説してきました。

足立区の中古マンションの平均価格は「3,070万円」で、東京23区では22位となっています。

足立区のマンション相場について把握できたら、最初にマンションの査定依頼から始めてみましょう。

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スター・マイカ株式会社

“作る”から“活かす”社会の実現をめざし、リノベーション中古マンションを販売する会社です。オーナーチェンジ物件の買い取りを得意とし、常時3,000戸以上保有しています。不動産のプロとして「納得のいく不動産売却」のための情報を発信しています。

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