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ネット銀行(楽天銀行やじぶん銀行など)は住宅ローンでもお得?賃貸併用住宅ローンも紹介

24時間いつでもどこでも取引ができるネット銀行は、私たちの生活にとってとても便利な存在です。

その利便性から、ネット銀行に口座を持っている人も多いのではないでしょうか。

ネット銀行も、店舗型銀行と同様に住宅ローンがあります。

そこで今回は、便利なネット銀行なら、きっと住宅ローンもお得なはずと考えている方に向けて、ネット銀行の住宅ローンがどのようなものであるかということや、その特徴、注意点について解説します。

ネット銀行が住宅ローンの基礎知識

ここでは、住宅ローンに対応しているネット銀行について解説していきましょう。

ネット銀行とは、営業上最小限必要な店舗のみを有し、インターネットや電話などの通信端末を介した取引を中心とする銀行のことです。

ネット銀行は、店舗や専用のATMが少なく、通帳もないため、人件費や運営コストが通常の銀行よりも抑えられます。

そのため、預金金利が高く、手数料が安いことが特徴です
ネット銀行は、一般の銀行とは異なり、サービスを絞っているのです。

そのため、住宅ローンを扱っていないネット銀行もあります

住宅ローンを取り扱っていないネット銀行でも、後から取り扱いを始めることがあります。

申込をする際には、住宅ローンの取り扱いを再度確認するようにしてください。

ネット銀行の住宅ローンの特徴

ここでは、ネット銀行の特徴について解説していきましょう。

ネット銀行の特徴は、以下の3点です。

ネット銀行の特徴

  1. 変動金利が安い
  2. ランニングコストが安い
  3. いつでも申込ができる

1.変動金利が安い

ネット銀行の特徴のひとつに、比較的、変動金利が安いという傾向があるということがあげられます。
都市銀行に比較してネット銀行は、昔から変動金利に強い傾向があります。

2.ランニングコストが安い

ネット銀行には、団体信用生命保険料や保証料、繰上返済手数料等のランニングコストが安いというメリットがあります。

ネット銀行の費用項目
費用項目説明
団体信用生命保険料住宅ローン返済中に、死亡や高度障害になった場合、住宅ローンが支払われる生命保険です。
保証料保証会社の保証を受けるための対価として保証会社に支払う費用になります。
繰上返済手数料繰上返済を行うために銀行へ支払う手数料になります。

ネット銀行では、保証料や繰上返済手数料を「なし」としている銀行も多いです。

団体信用生命保険料に関しては、返済金利の中に含まれる形で徴収されます。

繰上返済の効果を重視したい人にとっては、繰上返済手数料が発生しないネット銀行は魅力的といえるでしょう。

ネット銀行は、借り換えで利用することもおすすめです。

借り換えについては、以下のいずれかの要件を満たすような人であれば、費用を払ってでも借り換えのメリットが生じます。

借り換えで効果のある人

  • ローン残高が1,000万円以上ある人
  • ローン残存期間が10年以上ある人
  • 借換の前後で金利差が1%以上の差がある人

上記の要件を満たす人で、繰上返済によってラストスパートをかけたい人は、ネット銀行を利用するのが良いでしょう。

3.いつでも申込ができる

ネット銀行のメリットは、いつでもインターネットを使って申し込みができるという点です。

普通の銀行であれば、平日の15:00までに行かないと窓口が開いていないため、共働きの人は大変不便となっています。

その点ネット銀行は、各行ともメールや電話でのサポート体制が充実しています。

気軽に電話して確認できるため、インターネットの操作が不安な人でもネット銀行は利用しやすいでしょう。

ネット銀行の住宅ローンの注意点

ここでは、ネット銀行の注意点について解説していきましょう。
ネット銀行の注意点は、以下の3点です。

ネット銀行の注意点

  1. 固定金利が高い
  2. 事務手数料が高い
  3. 融資実行が遅い

1.固定金利が高い

ネット銀行は、固定金利が高い傾向があります。

高いというと語弊があるので、「安くはない」というのが適切な表現かもしれません。

35年ローンのような長期固定金利は、各行の金利が横並びになる傾向があります。

ネット銀行でも最頻値を採用している銀行が多いため、一般の銀行とくらべるとほぼ同じ金利を採用しています。

2.事務手数料が高い

残念ながらネット銀行は、事務手数料が高い傾向にあります。

ローン事務手数料
住宅ローンの手続きのために銀行に支払う手数料のことです。

ネット銀行は、ランニングコストを抑えることができますが、ローン事務手数料の初期コストが高くなります。

通常、一般の銀行であればローン事務手数料は10万円が相場です。

しかし、ネット銀行は、ローン事務手数料を融資額の2%取るケースが多いです。

2%で計算すると、2,000万円借りる場合であれば40万円となってしまいます。

ネット銀行で住宅ローンを組む場合には、ローン事務手数料が高いということを知っておきましょう。

3.融資実行が遅い

ネット銀行には、融資実行が遅いという特徴があります。

ネット銀行の融資実行までの期間は、一般的には1.5~2ヶ月程度です。

そのためネット銀行は、中古住宅の購入では現実的に利用できません。

中古住宅の購入では、売買契約と引渡までの間が1ヶ月ほどしか設けられていないからです。

ネット銀行にはスピード感がないことから、スピードを求められない新築物件の購入や、借換えで利用するのが通常の利用方法となります。

ネット銀行は賃貸併用住宅の住宅ローン融資が積極的

ここでは、ネット銀行が賃貸併用住宅のローン融資に積極的であることについて解説していきましょう。

ネット銀行の多くは、賃貸併用住宅の住宅ローンにも積極的に貸し出しを行っています。

賃貸併用住宅
賃貸併用住宅とは、自宅とアパートが一体となった住宅のことです。

自宅部分が50%以上となると、建物全体を住宅ローンで作ることができます。

住宅ローンはアパートローンに比べて、金利も安く、また長期で組むことも可能であることから、アパートローンよりも有利といわれています。

そのため、住宅ローンを使ってアパートを建てられる賃貸併用住宅には、相応のメリットがあります。

ただし、賃貸併用住宅への貸出は、実施していない銀行も多い傾向にあります。

大手の都市銀行であれば、みずほ銀行くらいしか貸し出しを行っていません。

一方で、楽天銀行やauじぶん銀行といったネット銀行は、賃貸併用住宅の融資も行っています。

さらに、半分が店舗となる店舗兼併用住宅のローンに関しても行っていることが多いです。

賃貸併用住宅が気になっている人は、ネット銀行の利用を検討してみるのも良いでしょう。

まとめ

ネット銀行の住宅ローンには、メリットもデメリットもあります。

特徴を踏まえ、条件面などを他ローンとよく比較検討したうえで利用するようにしましょう。

また、売却の流れ、注意点や買い替えについても、以下の記事で確認しておくと良いでしょう。

URILABOの運営者

スター・マイカ株式会社

“作る”から“活かす”社会の実現をめざし、リノベーション中古マンションを販売する会社です。オーナーチェンジ物件の買い取りを得意とし、常時3,000戸以上保有しています。不動産のプロとして「納得のいく不動産売却」のための情報を発信しています。

スター・マイカ株式会社 宅地建物取引業者免許 国土交通大臣(03)第8237号
当社は、東証プライム上場のスター・マイカ・ホールディングス株式会社のグループ企業です

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