神奈川県横浜市でリバースモーゲージは利用できる？取扱金融機関は？

マイホームを活用した資金調達方法の一つに、リバースモーゲージがあります。

リバースモーゲージは融資であり、金融機関で申し込む商品です。

横浜市でリバースモーゲージを利用するなら、まずは横浜市でリバースモーゲージを扱っている金融機関を知ることが最初のステップになります。

横浜市では、どのような金融機関でリバースモーゲージを扱っているのでしょうか。

そこで今回の記事では「横浜市のリバースモーゲージ」 を中心にリースバックとの違いやおすすめのリバースモーゲージサービスなどについて解説します。

リバースモーゲージを利用する前に、一度リースバックも検討してみませんか？リースバックは、売却した後も家賃を払うことで今の家に住み続けることができる売却方法のことです。

スター・マイカは、累計契約件数が400以上あるリースバックサービスを提供していますので、リースバックの売却金額や毎月の家賃を知りたい方は、下記フォームへ無料査定依頼をお願いします。

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リバースモーゲージとは

リバースモーゲージ

リバースモーゲージとは、自宅を担保にお金を借りることができる金融機関のサービスのことです。

基本的には、高齢者を対象とした商品となります。

リバースモーゲージは、元本の返済を借りた本人が死亡した後に住宅を売却して行う点が特徴です。

通常の住宅ローンでは、元本は最初から少しずつ返済していきます。

それに対して、リバースモーゲージでは元本は最後に一気にまとめて返済を行います。

通常の住宅ローンとは返済方法が逆転(リバース)した貸付(モーゲージ)となっていることから、リバースモーゲージと呼ばれているのです。

リバースモーゲージには、年金型と一括融資型と呼ばれる2つが存在します。

年金型とは、定期的に一定額のお金を少しずつ借りる形式のリバースモーゲージです。

年金型は、借りたお金の資金使途が自由であり、生活費としても利用できます。

年金型のリバースモーゲージは、土地を担保に融資額を決定することから、主に戸建てを対象としています。

マンションは、一部の金融機関しか取り扱っておらず、しかも対象となるのは都市部の立地条件の良いマンションだけです。

一方で、一括融資型とは、まとまったお金を一度に借りる形式のリバースモーゲージです。

一括融資型は、一般的に資金使途が住宅購入やリフォーム、住み替え等の住宅関連に限られている点が特徴となります。

代表的な一括融資型のリバースモーゲージとしては、住宅金融支援機構が提供しているリ・バース60が挙げられます。

住宅金融支援機構のリ・バース60では、マンションも戸建ても対象となっている点が特徴です。

リバースモーゲージについては、以下の記事で詳しく解説しています。

リースバックとの違い

リースバック

リースバックとは、売却した後も家賃を払うことで今の家に住み続けることができる売り方のことです。

大きな相違点は、リバースモーゲージが銀行の融資であるのに対し、リースバックは不動産会社(リースバック会社)への売却であるという点になります。

リースバックは売却であるため、売却時にまとまった現金を得られます。

得た現金は単なる売却代金であり、そのお金は自由に使えますし、返済もしなくて良いということになります。

リバースモーゲージとリースバックとの違いをまとめると、下表のようになります。

リースバックについては、以下の記事で詳しく解説しています。

次にリバースモーゲージとリースバックどちらを利用すべきかについて見ていきましょう。

リバースモーゲージとリースバックどちらを利用すべきか

リバースモーゲージとリースバックどちらを利用すべきかについて解説します。

リバースモーゲージの利用がおすすめなケース

リバースモーゲージの利用がおすすめなケースは以下の通りです。

リバースモーゲージは高齢者向けのサービスであるため、将来の老後資金の不安をなくしたい人に適しています。

年金型のリバースモーゲージは、自由に使えるお金が増えます。

また年金型であればお金を少しずつ借りることができるため、一度にまとまったお金を受け取るのが心配な人でも安心して利用することが可能です。

また、年金型のリバースモーゲージは基本的に戸建てが対象となっていることから、戸建てを保有している人にも適しています。

リースバックの利用がおすすめなケース

リースバックの利用がおすすめなケースは以下の通りです。

リースバックは家賃を払うことで今の家に住み続けられるサービスであるため、今後も今の家に住み続けたい人に適したサービスです。

一度にまとまったお金が必要な人もリースバックが適しています。

また、リースバックは買戻しもできることから、一時的な資金調達をした後にまた自分の所有物件に戻したい人にもおすすめです。

一括融資型のリバースモーゲージであれば、リースバックと内容が似ています。

一度にまとまった資金を得たいという人は、両者を比較して条件の良い方を選択することが望ましいです。

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次にリバースモーゲージの対象者や利用条件について見ていきましょう。

リバースモーゲージの対象者や利用条件

リバースモーゲージは高齢者向け商品であるため、対象者は一定年齢以上の高齢者となります。

年齢の下限は、満60歳以上と定められているケースが多いです。一部の銀行では、例外的に満50歳以上としている金融機関もあります。

利用条件に関しては、年金型であれば基本的に戸建てです。

一部の銀行では、年金型でも例外的に都市部のマンションを対象としていることもあります。

一方で、一括融資型は、マンションも戸建ても対象となっていることが多いです。

マンションでも利用できる代表的なリースバックとしては、住宅金融支援機構のリ・バース60があります。

次にリバースモーゲージの金利相場目安について見ていきましょう。

リバースモーゲージの金利相場目安

2023年1月1日における横浜市の60歳以上の人口と割合は、下表の通りです。

次にリバースモーゲージの金利相場目安について見ていきましょう。

リバースモーゲージの金利相場目安

リバースモーゲージ金利の特徴としては、住宅ローンの金利よりも割高であるという点です。

また、多くの銀行が変動金利を採用しており、固定金利は一部の銀行のみの取り扱いになります。

変動金利は、2.5〜3％程度が相場です。固定金利は、3.0〜3.5％程度が相場となります。

参考までに2023年10月におけるみずほ銀行のリバースモーゲージの金利を示すと、下表の通りです。

また、横浜信用金庫では、融資額によって金利(変動金利)を下表のように分けています。

次に神奈川県横浜市でリバースモーゲージを利用した際の借入金額と金利について見ていきましょう。

神奈川県横浜市でリバースモーゲージを利用した際の借入金額と金利

代表的なリバースモーゲージである住宅金融支援機構のリ・バース60では、融資額を担保評価額の50％または60％としています。

この章では、中古市場の平均価格を担保評価額と仮定し、借入額を担保評価額の50％、金利を2.5％とした場合の一括融資型の借入金額と利息をシミュレーションしてみます。

仲介の相場については公益社団法人東日本不動産流通機構「Market Watch 2023(令和5)年08月度」

マンションの場合

横浜市の2023年8月におけるマンションの市場価格は平均で「3,934万円」です。

借入可能額と利息は以下のようになります。

家・戸建ての場合

横浜市の2023年8月における戸建ての市場価格は平均で「4,295万円」です。

借入可能額と利息は以下のようになります。

土地の場合

神奈川県の2023年8月における土地(100～200平米)の市場価格は平均で「3,290万円」です。

借入可能額と利息は以下のようになります。

次に神奈川県横浜市の方におすすめのリバースモーゲージサービスについて見ていきましょう。

神奈川県横浜市の方におすすめのリバースモーゲージサービス

神奈川県横浜市在住の方におすすめのリバースモーゲージサービスについて解説します。

リ・バース60

リ・バース60

リ・バース60とは、住宅金融支援機構が民間の銀行を支援しながら提供しているリバースモーゲージのことです。

住宅金融支援機構は、民間金融機関を補償する保険者という立場となります。

リ・バース60の利用は、住宅金融支援機構と提携している民間の金融機関が窓口となります。

リ・バース60は一括融資型であり、一度にまとまった資金を借りることができるリバースモーゲージです。

毎月の返済額は、利息のみとなります。

マンションも戸建ても対象であり、マンションでも利用できる点が大きな特徴です。

リ・バース60の利用が可能な人は、原則として満60歳以上の人となります。

ただし、金融機関によっては満50歳以上を下限年齢としていることもあります。

資金使途は住宅関連のものに限定されている点が特徴です。生活資金には利用できません。

主な資金使途は、以下のようなものとなっています。

資金使途の中に、生活資金や事業資金、賃貸アパートの建設等が含まれない点が特徴です。

リ・バース60の融資額は、土地と建物の担保の評価額の50％または60％を上限となります。借入限度額は、最大で8,000万円以下です。

リフォーム融資【高齢者向け返済特例】

リフォーム融資

リフォーム融資とは、住宅金融支援機構が直接行っているリバースモーゲージとなります。

窓口は民間の金融機関ではなく住宅金融支援機構となる点が、リ・バース60とは異なる点です。

リフォーム融資も一括融資型の融資であり、毎月の返済額は利息のみとなります。

資金使途が一定の要件を満たすリフォーム工事費用に限定されている点が特徴です。

一定の要件を満たすリフォーム工事とは、部分的バリアフリー工事やヒートショック対策工事、耐震改修工事等になります。

リフォーム融資の対象年齢は、満60歳以上です。

生活福祉資金貸付事業

生活福祉資金貸付事業

生活福祉資金貸付事業とは、社会福祉協議会が行っている融資のことです。

低所得世帯や障がい者世帯、高齢者世帯を対象としており、対象世帯の経済的自立と生活意欲の促進を図ることを目的として行われています。

生活福祉資金貸付事業には、「総合支援資金」や、「福祉資金」、「教育支援資金」、「不動産担保型生活資金」等があります。

このうち、リバースモーゲージに該当するのが不動産担保型生活資金です。

不動産担保型生活資金は、3ヶ月に一度のペースで少しずつお金を受け取ることができる年金型の融資になります。資金使途も自由であり、生活資金にも利用できます。

対象は戸建てであり、マンションは対象外である点が特徴です。

貸付限度額は土地の評価額の70％以内とし、月額の上限額は30万円以内となっています。

ここまでリバースモーゲージサービスについて見てきましたが、次にスター・マイカのマンションリースバックについてお伝えします。

【リバースモーゲージの検討前に】スター・マイカの「マンションリースバック」

スター・マイカでは、「マンションリースバック」というリースバックのサービスを提供しています。

スター・マイカは、過去10年以上にわたるリースバック取引実績と、豊富な賃貸管理実績を持っており、東証プライム上場企業（2975）の「スター・マイカ・ホールディングス」を親会社としています。

さらに、首都圏・関東圏を中心に中古マンション買取に関する豊富な経験を持ち、2023年現在で3,900室を超える不動産管理ノウハウを有しています。

そこで最後に、スター・マイカの「マンションリースバック」についてご紹介します。

スター・マイカは、リノベーションマンションの販売とともに、たくさんの賃貸マンションを保有することで安定したバランスの良い収益を得ています。

そのため、短期間のリースバックのご相談にも、長期間のご相談にも最適なご提案が可能です。

マンションでリースバックをするなら、マンション専門のスター・マイカへお任せください。

まずは、査定依頼フォームにお問い合わせいただければ、賃料と買取価格をご提示いたします。

リースバックに関するご質問もお気軽にお問い合わせください。

次に神奈川県横浜市でリ・バース60を取り扱いしている主な⾦融機関について見ていきましょう。

神奈川県横浜市でリ・バース60を取り扱いしている主な⾦融機関

神奈川県横浜市でリ・バース60を取り扱っている主な⾦融機関を紹介します。

横浜銀行 「リバースモーゲージローン 悠々住まいる」

横浜銀行では、「悠々住まいる」という商品名でリバースモーゲージを提供しています。

資金使途は原則自由であり、利息の返済も元金に含むため、毎月の返済が生じない点が特徴です。(ただし、事業資金や投機資金は資金使途から除かれます。)

借入限度額は最大で1億円以内であり、対象年齢は55歳以上の人となります。

利用するには、横浜銀行と株式会社セゾンファンデックスの審査に通ることが必要です。

横浜信用金庫「《よこしん》リ・バース60」

横浜信用金庫では、「リ・バース60」という商品名でリバースモーゲージを提供しています。

一括融資型のリバースモーゲージであり、毎月の返済額は利息のみです。

資金使途は、住宅の購入やリフォーム、サービス付高齢者住宅への入居一時金、住宅ローンの借り換え等が対象となります。

借入限度額は、評価額の50％または60％が申込み可能な金額の目安であり、最大で8,000万円です。60歳以上から申込可能となります。

三井住友銀行「借り換え新時代」 「住み替え新時代」横浜支店

「借り換え新時代」と「住み替え新時代」は、三井住友銀行が提供しているリバースモーゲージの商品名です。

両者の違いは、借り換え新時代が住宅ローンの借り換えを目的としたものであるのに対し、住み替え新時代は住み替えやリフォーム、建て替えを目的としたものであるという点になります。

いずれも対象年齢は満50歳以上で、借入限度額は100万円以上8,000万円以内です。

対象エリアは、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、愛知県、大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県大津市・草津市・守山市・栗東市・野洲市、福岡県福岡市となっています。

りそな銀行「あんしん革命」横浜支店

りそな銀行で提供しているリバースモーゲージの商品は、「あんしん革命」です。

あんしん革命には、不動産購入プランとライフイベントプランの2種類がある点が特徴となります。

それぞれ資金使途が異なり、不動産購入プランはリフォームや住み替え、新築、借り換え、入居一時金に限定され、ライフイベントプランは自由です。

いずれも対象年齢は満50歳以上であり、毎月の支払は利息のみとなります。

イオン銀行「イオン銀⾏リ・バース６０（住宅融資保険付）」横浜住宅ローン営業部

「イオン銀⾏リ・バース60」とは、イオン銀行が提供しているリバースモーゲージの商品名です。

資金使途は、自宅の建設やリフォーム、住宅ローンの借り換え、サービス付き高齢者向け住宅の入居一時金、住宅取得資金の贈与等となっています。

借入可能額は最高で8,000万円で、対象年齢は満60歳以上です。

利用するのに来店は不要であり、店舗に出向かずに申し込み手続きを行うことができます。

みずほ銀行「みずほリ・バース60」横浜支店

「みずほリ・バース60」とは、みずほ銀行が行っているリバースモーゲージの商品名です。

みずほリ・バース60は一括融資型のリバースモーゲージであり、対象年齢は満60歳以上、毎月の返済額は利息のみです。

資金使途は住宅の建築または新築住宅もしくは中古住宅購入、借り換え、リフォーム、サービス付き高齢者向け住宅の入居一時金等となります。

借入額が500万円以上となると、個人賠償責任保険と弁護士費用補償保険の2つがセットで付帯される点が特徴です。

三菱UFJ銀行「リバ－ス・モ－ゲ－ジ型 住宅関連ロ－ン」横浜支店

三菱UFJ銀行では、「リバ－ス・モ－ゲ－ジ型 住宅関連ロ－ン」という商品名でリバースモーゲージを提供しています。

リバ－ス・モ－ゲ－ジ型 住宅関連ロ－ンの資金使途は、リフォーム資金やサービス付き高齢者向け住宅の入居一時金、自宅の建設・購入です。

借入金額はリフォーム資金やサービス付き高齢者向け住宅の入居一時金であれば最高1,500万円、自宅の建設・購入であれば最高5,000万円となっています。

対象エリアは東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の一部の店舗で、対象年齢は満60歳以上です。

ここまで各金融機関のリバースモーゲージについて見てきましたが、最後に神奈川県横浜市のリバースモーゲージでよくある質問についてお伝えします。

神奈川県横浜市のリバースモーゲージでよくある質問

神奈川県横浜市のリバースモーゲージでよくある質問について解説します。

横浜市内のマンションはリバースモーゲージの対象になりますか？

マンションでも、住宅金融支援機構のリ・バース60であればリースバックを利用することができます。

年金型のリバースモーゲージはマンションを対象としている銀行は少ないですが、横浜市は立地条件が良いため、マンションでも取り扱っている銀行が存在する可能性はあります。

横浜市以外のエリアにある金融機関でもリバースモーゲージを利用できますか？

金融機関が横浜市内の物件も対象としていれば、横浜市以外の金融機関でもリバースモーゲージは利用できます。

横浜市は東京に近いため、都内の金融機関であれば横浜市内の物件も対象としている可能性はあります。

まとめ

横浜市のリバースモーゲージについて解説してきました。

横浜市では、主に住宅金融支援機構のリ・バース60のリバースモーゲージを扱っている金融機関が多くありました。

リ・バース60のリバースモーゲージは資金使途が限定的です。

自分の目的に資金使途が合致していれば、早速に金融機関へ問い合わせをして頂ければと思います。

URILABOの運営者

スター・マイカ株式会社

“作る”から“活かす”社会の実現をめざし、リノベーション中古マンションを販売する会社です。オーナーチェンジ物件の買い取りを得意とし、常時3,000戸以上保有しています。不動産のプロとして「納得のいく不動産売却」のための情報を発信しています。

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